最低賃金法とは

賃金の低い労働者について、1時間当たりの賃金の最低額を保障するための法律です。最低賃金額は都道府県ごとに定められ(地域別最低賃金)、かつ一定の事業もしくは職業については、厚生労働大臣または都道府県労働局長は、労働者又は使用者の全部または一部を代表する者からの申し出を受けて、最低賃金審査会の調査審議を経て都道府県ごとに特定最低賃金を決定することができます。

地域別最低賃金の全国一覧

賃金に係る労働条件について、最低賃金法で定める都道府県ごとの最低賃金に達しない労使間の個別の労働契約は無効となります。この場合最低賃金に達しない部分は強制的に最低賃金に引き上げられます。

労働基準監督署が最低賃金法の施行に関する事務を司ります。

最低賃金に達しない賃金の支払がなされた場合、使用者は労働基準法第24条の賃金の全額払いの原則に違反し、かつ最低賃金法第4条にも違反していることになります。こういった場合で、労働基準監督署が使用者を検察に送致する場合は、最低賃金法違反で送致することになります。理由は最低賃金法第4条違反の方が労働基準法第24条違反よりも罰則が重いからです(労働基準法第24条違反は罰金30万円なのに対して最低賃金法第4条違反は罰金50万円となります)。

労働契約と労働法